Tさんち(puddle)

 

建主より、現代アートのように光を愉しみ、ヴィラにあるような水盤をもつ住居について相談を受けた.

日中は常に人と会う仕事なので、住まいは自分たちだけの世界が欲しいという要望を受け、周囲に建物が建ち並んでいる敷地状況においても、自分たちだけの空を感じることができる空間を中心につくり、屋内においてはそこから注ぐ光と雨模様を愉しむ住まいを提案した.

少しずつ螺旋状にのぼっていくプランであり、全部で14枚の床レベルがある.

仕上げの色相と窓の大小により、上階へ行くほど明るく、下階へ行くほど光を絞り地中に潜っていくような視覚と体感の階層をつくった.

水たまりは日によって形を変え、雨の日は波紋の絵を描き、水琴窟のような音を奏でる.

用途 住居

構造 木造2階建

Completion 2016.5

三重県松阪市

Photo:Hiroshi Tanigawa