2009.11.30

お伊勢さん健康マラソン

11/29お伊勢さん健康マラソンに出場してきました。
3ヶ月前、友人に誘われてハーフマラソンの部に登録し、なんとかなるだろうと思いながらとうとう当日になりました。
初エントリーだったのですが、あまり準備も出来ず、友人にチャレンジャーと言われながら、ランニングシューズではなくアクアシューズという装備での強行出場でした。

AM9:00スタート、伊勢陸上競技場のトラックを走り、おかげ横丁を駆け抜け、R23号に。1000人以上の足音が異様な迫力でした。
沿道で応援して下さる方の声や太鼓の音を浴びながら秋の曇り空の下を気持ちよく走りました。いつも車で走る大きな国道を堂々と自分の足で走るのは少し不思議な感じでしたが、気持ちよかったです。

沿道のお店の料理の香りや、田を焼くケムリの匂いを感じながらバイパスを走っていたのですが、約10K地点、吉野家の前くらいで右足首が痛くなった気がしました。気のせいかと思っていたのですが、折り返しの宮川大橋地点を越えると、気のせいでなく、リアルに痛くなってきました。先の道のりを心配しながら走っていると、リズミカルに反復される足首と膝に加わる痛みを伴う衝撃が、頭の中でどこかで見たことのあるイメージ映像に変化していきました。IKEA!それはIKEAで見た、どーんどーんと規則的にハンマーが家具を叩く衝撃耐久の実験ディスプレイでした。
どーんどーんと想像しながら、どんどんペースは落ちていき、現在進行中のI様邸脇を通過する時には、とうとう足を引きずりながら歩いてしまいました。あと5K、なんとか完走したいと歩いているようなスピードで精一杯走りました。伊勢のジャスコ前では去年竣工のお客様、鉄骨造のK様邸のお子様がボランティアで配水係をやってくれていて、お水を頂きました。
24時間テレビで走る芸人さんの姿をよく見ていたけれど、自分の足じゃないような感覚ってホントにあるんだ、と痛感していると、ゴールの陸上競技場が見えてきました。
沿道の方に応援していただき、半ば閑散としかけた競技場に帰ると一緒に参加した友人達が待っていてくれました。友人より遅れること1時間。ゴールした瞬間、危うく泣きそうになりましたが、こんなに苦労したのも全ては自分の準備不足のせいと思い、ココでの涙はこらえました。

参加賞の赤福の味は生涯でイチバン美味しかったです。

自分の足で、自分の力だけで個人個人が自分のペースで走る競技。なんだか人生勉強にもなりました。次回はキチンと準備して、今年の自分を越えたいです。もちろんランニングシューズも用意して・・・・