2013.1.6
とうとう見つけた!スターハウス☆
先日、京都のお寺に向かう途中、とうとう見つけました.
『スターハウス』!!!!!
スターハウスは、市営、県営住宅等の集合団地内において、一般的なフラット型の連続では景観が単調になりすぎるとの理由から、景観に変化をつけるために建てられた ポイント型 と呼ばれる住棟のひとつです.
今では、大量生産に向かないことと、コストがかかるとの理由から生産は終了しています.
この形は、各住戸に通常よりも窓をたくさん設けれるので、住環境もよくなります.
そして、なんといってもこのカタチは愛嬌のある佇まいです.
さてさて、探検探検.
住棟入口は、建物の折れ点のところにポッカリと口が開き、洞窟の出入り口の様な象徴的な穴状です.
入口をくぐると、どこか、千と千尋の世界に続いていくような雰囲気です.
棟の中に入ると、各フロアには3戸の室が配置されています.
それぞれが斜めに向かい合っています.
階段が特徴的です.
最上階の天井はトップライトになっていて、最下階のホールまで光をおとします。
ぐるぐるまわっていると、まるで作り話の中に迷い込んだような、空間体験.
隣の住棟にのぼると、スター型といわれる所以、全景を拝見できました☆
おまけ。僕の大好きな塔建築.貯水棟.機能からでた造形ですが、迫力があってすごくモニュメンタルです!!
ぼくは今、松阪市にお借りした団地に住んでいますが、団地のこの、なんともいえない、土着的(失礼)な雰囲気.まさに、人が住んでいる!!という感じが、人の生活をダイレクトに映し出しているようで、大好きなのです.
街には、デザインデザインした現代建築でなくても、おもしろい建築がたくさんあって楽しいですね.