みえ木造塾2019 第２回 | ヨネダ設計舎

2019.7.22

みえ木造塾2019　第２回

みえ木造塾2019　第２回　7月6日

左官職の久住有生さんにお越しいただきました．

これまでの経緯や数々の実例から、技術の輝き、美しさはもちろん、

人間の力、なんというか生命力、、、講演を介して久住さんのエネルギーに中てられ、大きな刺激をいただきました．

本気の人間がつくるもの．

それはその人の命の息吹であり、そのものである、と本能的に学ぶ時間でした．

生き様．命の燃焼．

講義が終わり、いつもお世話になっている西川さんとのやり取りを隠し撮り。。。。

本当はケーキ屋さんになりたくて、高校生の頃ケーキ屋さんにバイトに行っていたら、お店の方から卒業したら店を任せるからやってよ、と言われていたそうです．

そのことを父に話すと10数万円くれて、これで行って来いと高校生で、バックパッカーしながらヨーロッパをまわって、ガウディを見て、左官もいいと思ったそうで・・・．

ケーキ屋さんと西洋の憧れもあって本当は左官でも西洋のレリーフの仕事に進もうとしたけれど、お父様に

『いまそっちいったら10年経ってようやっとできるようになるけど、左官やってったら10年経ったら見ただけでできるようになるで』

と言われたそう．

特に印象に残った言葉．

『経年というよりも、ひとと自然がかかわった時のうつくしさ』

感想．

久住さんといえども、１現場を数カ月かけて現場を納める．

あたりまえだけど功名心じゃない．

自分の仕事というものに直に向き合っている方でした．

色々と、重要なことを習わせていただきました．