ギャラリーフェイク　細野不二彦

1992-2005　32巻完結．

完結するも、その後の読み切り、短編等をまとめた33巻が発刊．

書店に並んでいるのを見た時、目を疑いました・・・

11年ぶりの最新刊．

元メトロポリタン美術館のキュレーターだった主人公藤田が、自身が持つ一流の審美眼と、レプリカ製作技術で人を欺いたり・・・．でも美に対する敬意は絶対裏切らない．

久しぶりに会った藤田のアートに対する敬意の念、と相変わらずひとをくったような態度．

11年ぶりに藤田とサラにあえてとてもうれしかったです．（お話も相変わらずオモシロイ．）

しかもこのマンガ、なにげにものすごーくアートの勉強になるんですよね。。。

全33巻の中にはありとあらゆる美のモノを軸とした物語が納められています．洋画、日本画、彫刻、テキスタイル、陶器、建築、家具にとどまらず、根付や玩具まで・・・。

そういえば僕が建築を始める前に読んだのですが、フランクロイドライトや、ガウディの教会がテーマのお話もあって、それがとても印象に残っています．ジョージナカシマの家具の回もあったような・・・。

とにかく、おススメなのです．