2022.12.10

マンション


スタッフの今仁です。

風土と言う言葉が死語になりつつある

 

日本中どこも同じような風景だ

特にマンション(大抵茶色の外壁)は景観を均質化する大きな存在だと思う



マンション住人と地域コミュニティとの関りは気薄で匿名社会の象徴ともいえるだろう



自分が生まれ育った高度経済成長期に建てられた団地はまだ住人同士、地域との繋がり、緑も祭りもたく
さんある。かつてから個性のない景観を壊すマンションが忌まわしい存在だった



しかし最近気づいたことがある。



親戚のマンションを訪れた際、エレベーターのボタン(いい感じの四角)を押したとき少し高揚感を感じて
いる


エレベーター内の独特な匂い、オートロックのボタン、おまけにカードキーなんてものが来たらもうノ
ックアウトだ



廊下は奇麗で人とすれ違う事もほぼない、気を使わなくて楽だ、




だんだんマンションがここまで乱立している理由も分からなくもなくなってきた

人と街と建物の距離感ってとても難しい事にも気づく

生活のしやすさとは何なのか

自分はマンションに試されている。