2018.8.17
建築巡礼 art巡礼
この写真、早朝5時代. まさに浅田さんの作品のような賑わいになっていました.
Ⓒ伊丹十三記念館
夏。去年と同じく、今年も四国の建築をまわる.
自分が良いと思った建築も、そう思わなかった建築も、
なぜそう感じたのか、自分の体感を解析、咀嚼して考える.
改めて気付いたこと.
体感の良い建築、人間、自然との調和、均整がとれた空間、思いのこもった生命力に富んだ建築は、そこにいる人びとの活き活きとした歓びに溢れている.
自然に建築をよせること、と、ひとの快適性は即イコールではなく、調整、バランス感覚が非常に重要なこと.
それくらい自然の事象は力強い.
ゆるく作っただけの人間の場所には、すぐに外部要因が流れ込んできてたちまちのみこんでいく.
最終日 道後温泉で開催中のオンセナート2018と、愛媛県美術館で開催されている坊ちゃん展に浅田政志さんの作品を鑑賞に.
僕も夏目漱石が好きで何作か読んでいて、今回の展示は坊ちゃんの世界観が生命力をもって現代に顕れてきていていた.
坊ちゃんの作中、重要なキャストである清の配役が浅田さんのお母さまで、少しウルっとした.