2019.12.20
忘年会② @六月農園
201912月
年に数回のうちの忘年会.
ちょうど2年前に設計させていただいた明和町の農家民泊 六月農園ハナレにて.
昨年にひきつづき、ことしも園主の西川さんにお招きいただきました.
西川さんは7年前に脱サラして東京から三重に引っ越してこられて、無農薬・有機野菜を栽培しています.
今回は六月さんが野菜を提供しているosseさんココット山下さんとご一緒に.
看板を製作してくださった(西川さんから直通で)nijiiro稲葉さんご夫婦と.
この建物を一緒に設計させていただいたcafe shiroiro橋本さんは今年は来れなくて残念でした.
野菜、本当に美味しくて・・・・.
たまらないです.
六月農園ハナレはいろんなかたに畑や田舎に触れあってもらいながら宿泊も、という主旨のもとつくられた民泊です.
エアービーアンドビーなどから宿の予約があるようで、宿に置いてある手帳には宿泊客からたくさんのメッセージが綴ってあって、
国内外の言語による喜びのメッセージを読んでいると(横文字は読めませんが、beautifulやwonderfulなど、字面で判断しました)、本当に胸が熱く、一緒にこの建物をつくらせていただいた喜びがふつふつとこみ上げてくるのでした.
エアービーアンドビーの仕組みを教えてもらっているとき、西川さんが控えめに、じつは、、、と切り出されて・・・
『エアビはお客さんと宿主が相互評価し合って、評価が高いとホストになり、さらに評価が高いとスーパーホストになるんですよ』
米 『西川さん・・・もしかして・・・・。』
『はいー』(すこしにんまり)
流石です.
勝手に誇らしくなってしまいました。。。
この畑の前の無人野菜販売所をホウフツとさせる物販システムにも愛らしさと、人間愛を感じます.
そして、自分が携わらせていただき、ご縁をいただいた建物が、西川さんに愛され、国内外の人たちにも愛され、大切な記憶の一つとなっている様、建築の時間と幸せも味わわせていただき、大変感慨深く、
有機野菜と、osseさんと山下さんのお料理と、nijiiroさんのブラッドオレンジジュースとともに喜びの食べ合わせを噛みしめた次第です.
ナグリ仕上げの栗の框がまたいい味になってきてたんですよね.
時間を吸って飴色になって.
キザじゃないけれどやっぱり確実に建築は生きていく.
使い手の愛によって建築はともに時間を重ねる.
場所の目的によっては特に素材と人間との応答を考えることもとても大切.
私感ですが、そんな空気感を味わう瞬間が僕にとって本当にたまらない喜びの瞬間.
復習もかねて色んな気付きをいただきました.
西川さん、素敵な時間をありがとうございました!
↓六月農園URL↓
ことしの僕の忘年会はこれに
て完結.
みなさまよいお年をお迎えください☆