2010.10.31
教会巡礼2
『宝塚カトリック教会』 村野藤吾 1966年竣工
宝塚にある教会。屋根が3次元形成されたようなグニャっとしたな形をしています。(いちばん水下がキュッとすぼまっていて、雨の日はココから雨水が一本の水中となって流れます。)
その屋根から壁が逆アーチ状に下りてきて、不思議な軒下を創っています。
内部は屋根の曲線が写されて、サイドから入った光が流れ込みます。ここでも、光を直視するのではなく、ヒトが立つ側から窓が見えないようにナナメに壁をつくり、その奥から採光し反射光で場を作る工夫がなされています。光は反射させるほど、カドがとれてまるく、場になじむ光になるような気がします。
建築会の重鎮・故村野氏は志摩観光ホテルも設計しています。