2013.8.7
淡路巡礼
徳島県.
出張の帰り道、兵庫県淡路島に建築巡礼.
『戦没学徒記念若人の広場 丹下健三・都市・建築設計研究所 1967年』
大戦の為、軍事工場で生産をおこなったり、あるいは武器を持ち戦場に向かい犠牲となった若い男女、14歳から22歳まで20万人を慰霊する広場.
(述べ400万人の若人が戦争の為、その身を国にささげ、20万人が命を落とした)
この国の8月.太陽の耀さに対比して今も落ちる戦争の影を象徴する暑い夏、この場所で祈ることができてよかった.
その後、淡路島の北に向かい
『真言宗本福寺水御堂 安藤忠雄建築研究所 1991年』
氏の代表作の一つ.
通常、寺院の屋根は、建築の象徴とされ、大きく、立派な屋根をかけるが、この建築は、釈迦がその花の上で悟りを啓いたとされる蓮の池が屋根であり、本堂へはその水面を割いて挿入した階段により地下に潜って礼拝する.
俯瞰した建築の姿は蓮のよう.
今回の旅× 出張は、後から振り返って思い出に残る時間になると思う.
帰り道、阪神高速3号線の上、オレンジ色の空がとっても懐かしかった.