2019.9.24
生命は
今日、参加させていただいた けんちくかふぇす
とても学びの多い時間をいただきました。
2次会で、ゲスト審査員のアーティスト村上慧さんとお話をさせていただいていて村上さんが好きだと教えてもらった詩.
吉野弘 生命は(いのちは)
生命は自分自身だけでは完結できないようにつくられているらしい
花もめしべとおしべが揃っているだけでは不充分で
虫や風が訪れてめしべとおしべを仲立ちする
生命はその中に欠如を抱だき
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分他者の総和
しかし互いに欠如を満たすなどとは知りもせず知らされもせずばらまかれている者同士無関心でいられる間柄
ときにうとましく思うことさえも許されている間柄
そのように世界がゆるやかに構成されているのはなぜ?
花が咲いているすぐ近くまで虻(あぶ)の姿をした他者が光をまとって飛んできている
私も あるとき誰かのための虻だったろう
あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない
心の詩が一つふえた。
自分の家族や、周りの人たちのことを思った.
おこがましいかもしれないけど、建築設計のことを思った.
今日のことも、なくなったばあちゃんやじいちゃんのことも、いつか電車ですれ違った顔も覚えていない人のことも思った.
そして新田鷹雄先生、、、強烈に憧れます.
生き様.
生き様.
生き様。。。