2012.9.3
石田徹也さん
面白そうな漫画が出てないかなぁと、久しぶりにぶらりビレッジバンガードに行ってみた。
残念ながら漫画は発見できなかったけれど、以前、ひきつけられた画家さんの画集に再会。
石田徹也さん。
1973年静岡生まれ
前と同じように、絵に吸い込まれる。
社会と自分の関係と思念世界を融合した結果、立ち現れた世界のように感じる。
画集から 聴こえないふりをしていた 今の自分の声が 聴こえてくる。
残念ながら、作者は若くしてもうお亡くなりになっている。
アパートの一室の中、大きなキャンバスの前で創作する氏の白黒写真。
その写真を見て、亡くなっているのにそんな気がしない。そして懐かしさを感じる不思議な気持ちになった。
何故だか、20歳そこそこの頃、やる事もなく、ただ夜をすごした青春時代の自分を思い出した。
自分の生きた証。
それが何物なのか、有形として残す事が素晴らしい事なのか、自己満足なのかは、見てくれる人に委ねられるんだろうか。
胸の中をかき混ぜてくれた、会った事もない優れた画家、こんな人になりたいと憧れた。