2013.11.15
表層の下
伊勢市内にて新築工事の為に、既存家屋を解体しました.
平になった、土.
色んな欠片が混ざっています.
戦後68年.
この敷地は戦後復興で割り当てられた商店街にあります.
噂では聞いていたけれど、
当時、伊勢の土地も焼け野原になって、土壌を全て撤去して建物を建てれる世情でもなかった為、
今も伊勢の一枚下には当時の瓦礫層がある.
今の下に埋まる歴史.
表層の下、たった一枚の下に眠る記憶.
なんにも知らない自分.
物質的にだけ超加速的に肥大した、今立っているこの表面の薄さを感じました.
(新築の際は地盤調査を行い、足元から設計していくので、これから建つ建物に影響はありません.)