2019.3.9
言葉と世界
わたしたちは、言葉によって「世界を認識」していますね。
つまり、言葉というものにはその言葉の話者の「世界の認識の仕方」が反映されています。
国や地域によって、さまざまな芸術作品が生まれることも、
やはり、言語による世界認識の仕方が違うから。
言語の数だけ発想があるということは、たとえば、そう考えることも、できると思います。
―――― 海老原志穂さん 『言葉が世界を彩っている。』 より ――――
この言葉にとても共感しました.
僕も言葉は認識の鍵であり、そして体感と直感とも分かちがたくつながっていると思っています.
文化もある部分ではその地域の言葉 (すなわち、世界認識、倫理、道徳観) により輪郭がつくられる.
そして、その言葉を生成し、更新していく要素とは、ひとびとの世界認識です.
加えて、文化、思想、生活の成立ちは、ひとびとと共に在る自然環境との直接的な体感、感受性との交信によるところも大きく、
認識と感受、知覚、理解と言葉、という相互の共振、増幅でかたちづくられていくものだと感じています.
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