台風19号　過ぎてくれました．

 

 

 

今回の台風は紀伊半島ではだいぶ勢力が落ちたせいか、幸い自宅や近所には大きな災害がありませんでしたが、沖縄、九州の方々は大変な思いをされたことと思います．大きな傷跡が無い事をお祈りいたします．

 

 

この家に引っ越してからもう何度も台風を経験していて、今回の台風では森の図書館の本達は撤収せずにそのままで夜を明かしました．

 

 

個人的に夜、雨戸のガタツキ、台風の嵐の音を感じながら台風の通過を思うのは、人間らしいと思います．

 

・・・とはいえやはり油断はいけません．

 

 

（そういえば四国の豊島のアート作品に　ストームハウスという、島の激しい嵐を体感する家プロジェクトがありますね．）

 

自然を畏れるという事は現代社会において隠蔽されたり、見ないふりをされることが多い事、例えば食べれば当然排泄があり、生きていれば死があるという当たり前のことを思う事と通じる気がします．

 

今日における陰の部分の極端な忌み嫌われ方は、近代便所では汲み取り式から水洗、弔い方は土葬から火葬へと変わり、人間の観念が表面的に綺麗になりすぎて、日常的にそういう部分に触れることが少なくなってしまった事と関係しているのかもしれません．とはいえ便所では近代化において衛生面の改善から今日に至ってきた経緯があるので、一括りに否定することもできませんけど．

 

 

個人的に、自然の前で自分の小ささを思うのは当たり前だという事を感じていたいと思っています．

 

自然を畏れながら、驕らず、生活していきたいです．