2015.12.13

20151209

先週のこと、
 
 
住宅の設計打合せをさせていただいている建主さんのところへ、見積説明のため横浜市に行ってきました.
 
横浜、都会ですね。。。
 
5分に一回くらいの頻度で最寄り駅までのバスが来て、とっても便利でした.
 
お昼過ぎまで打合せをし、せっかくこちらまできたので、その後ひとりで建築巡礼.
 
 
 
妹島和代さん設計
 
なかまちテラス (東京 2015年)
 
古くなった図書館、公民館、WORKセンター、等を一つの建物に一元化したプロジェクトです.
 
1階部分で分棟になっている各棟が、上階でまざりながら、相互の雰囲気、居場所をつなげています.
 
一階部分の棟同士のスキマ、トンネルが不思議な感じ.
 
コンパクトだけれど、たくさんの用途が集約された公共建築で、たくさんの市民に使われていました.
 
 
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その後、表参道近くで開催していた友人写真家 田山湖雪さんの写真展に.
 
三重から故郷静岡に移られてからの作品を初めて見て、そこにたっている時間と場所と馴染みながら(ある種時間の概念自体がないような)写真に、そこの場所のそれら全てをのせているように感じました.
 
移住先の三重の地でのご活動が、驚き、発見だとすると、今回の作品からは、ルーツ、自然体を感じました.
 
 
水の痕跡、今はない川の歴史、文脈、力が残る場所を体で感知し、その力を写真に宿した作品でした.
 
いつか川が氾濫した場所、交わる場所、いまも滔々と流れる場所、水があるところに草木が茂り、田畑が生まれ、生活が生まれる.
 
 
水の流れと、時間の流れと、エネルギーの流れ.
 
物体の堆積、時間の堆積、力の堆積、とそれらの移り変わり.
 
 
人間も植物と同じように、流れる時間の中で大地からのエネルギーの連続として存在している、という 『場と時間の力』 の在り方、研ぎ澄まされた感性の写真家の言葉を聞けて、とても参考になりました.
 
 
 
 
 
 
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最後、21-21DESIGN SIGHTで開催されている フランクOゲーリー展に.
 
平日なのにすごいヒト、で驚きました.
 
 
ゲーリーの作品の系譜と、それがつくられるまでの経緯.
 
 
ゲーリーの言葉たち.
 
 
 
 
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たくさんの言葉に共鳴する.
 
 
『人がそこにいたいと思う建築をつくる』
 
 
という言葉など、当たり前ですがあくまでも人と向き合う考え方.
 
これだけ個性的なものをつくていても根源的に目指すところはここなのだと.
 
 
 
とてもヤル気が出てくる展覧会でした.
 
 
 
充実した良い出張でした.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
米田雅樹 三重県 建築設計事務所