2016.2.10

20160207 JIA建築ウォッチング 伊勢

20160207 JIA三重主催 建築家と町を歩こう 建築ウォッチング伊勢 にスタッフとして参加してきました.
伊勢の高橋徹都市建築設計工房、高橋さんの案内による伊勢の人も知らないような場所巡り.
伊勢の町案内、日本一の方といっても過言ではないと思います.
学生時代は伊勢でしたが、初めて通った道もたくさんあり、こんなところあったのか、と驚きの連続.
遠い町に行く旅も良いけれど、地元を散歩して、町を見ながら歩く事も、とても刺激的で勉強になります.
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所有者さんのご厚意で、貴重な住宅の内部もご案内いただく.
昔、『御師』の家として使われていた住居. (特定の寺社に所属して、その社寺へ参参拝者を案内し、参拝・宿泊などの世話をする者のことである。特に伊勢神宮のものは「おんし」と読んだ。) 
三和土の土間、広葉樹の黒い架構、薄暗がりに滲む光.
大名の大邸宅とは違った趣と身体に近い親近感を感じる空間.
所有者さんと連絡先を交換したので、友人が伊勢に来た時に是非案内したい建物です.
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一緒に同行していただいた東北大学教授、建築史家の五十嵐太郎さんに、前日のレクチャーで現在東北を拠点にしていて『東北らしさを感じる建築』、というキーワードが出たが、気候的には雪も降らず比較的安定した『東海の東海らしさ』ってどんなものですか?と尋ねたところ、
多くを見ていないので何とも言えないが、都心部に比べて敷地的な制約が少なく、親世帯の庭に子世帯の家が建ち、それで前衛的な建築が成立している面白さは感じる.
との答えをいただく.
前衛的、をどうとらえるかは別ですが、風土、土地の広さ、を周辺の文脈、空気感と共に考え、建築をつくって行く事は大事なことだと思ました.
伊勢の町を歩いていると、すごく均整の取れたプロポーションの建物に遭遇し、勉強になる事を発見したのも大きな収穫でした.
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ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
米田雅樹 三重県 建築設計事務所