2023.10.30

20231027

 

 

先週の金曜日のこと.

 

独立して初めて住まいの設計をお任せ下さったHさんと、

独立して、初めてもともとの知人でない方から住まいの設計をご依頼いただいたTさんと、

Hさん宅にて三人で夜の食事会にお誘いいただきました.

 

 

初めての会.

 

 

 

U-HOUSEのHさんはcafeを営まれていて、そこにpaddleのTさんが実は常連さんで通われていたようで実現した時間.

 

言葉を失うくらいのHさんがつくられた美しい空間.

 

 

写真で見せていただいたTさんの趣味への愛で埋め尽くされた世界観.

 

お二人の引き渡し後の豊かな時間の流れを見せていただけて、また、幸せそうにご自分の生活の拠点となった住まいを満足そうに話してくださる様子にとても幸せな気持ちをいただきました.

 

 

 

『家を建てた友人たちはみんなポロポロとここをこうしておけば、と不満を言うんですけど、僕はほんとに何もなくて』

 とTさん.

『そりゃスゴイ、うちなんか不満いっぱいあるよ.でも、彼一生懸命、精一杯つくってくれたんだっていうのがよくわかるから』

とHさん.

 

話は盛り上がり、

『初めてのプレゼンの時、この家のメインになる壺の下に小部屋をつくって、そこで寝る、って提案したんだよ.壺を見る美しい角度をわかっていない』と笑いながらHさん.

 

 

『僕なんか、初めてのプレゼンは家の形がコロッセウムみたいになってて、すり鉢状に家がそそりたってたんですよ』とTさん.

 

『キレてるね、クレイジーだね』

 

と声をそろえて言ってくださった二人の言葉に苦笑いよりも、嬉しさを感じました.

 

この先も何もわからない中、がむしゃらにやっていたんだなぁ、

自分、拙いなりにもちゃんとひたむきにいい仕事してたんだと、7~10年前の自分自身にも再会.

 

設計のやり方やコツを覚えて要領よくやっていくんじゃなくて、技術を磨くことの大切さと並行しながら、やっぱりあの時の自由な真剣さをやっていかないといけない.

  

そうやっていきたい.

 

そう思わせていただけた時間.

 

ありがとうございました.

 

翌日、HさんのCAFEのランチに一人、久しぶりに.

 

 

 

 

 

どこを見ても店主のセンスが散りばめられている空間.空気感.

 

当時はわからなかったことが、あぁ、ここまで考えられていたんだ、といままた教わる.

 

あの頃、研ぎ澄まされた美意識と自身のプロ意識の高いこの建主さんと仕事が出来たら、今後大きな自信になる、と覚悟をして臨んだことを思い出す.

 

 

久しぶりのビーフシチュー.

 

やっぱり美味しい.

あの頃の味.

 

 

 

 

大好きなチーズケーキも。。。ごちそうさまです.

 

 

仕事のクオリティ.いつも自分に厳しく、プロとしての矜持を持たれているHさん.

 

 

設計をさせていただいているときは、それをいわれてしまうと、、、それはどうしようもない部分なんです、と思ったこともあったけれど、今、たとえば逆にHさんが設計士だったら、あの時僕がそう思ったそれらのこともどうにかする方法をプロとして考えだしたんじゃないか、と改めて思う.

 

 

自身の仕事に厳しく、人のせいにしない姿勢.

 

カフェで常にベストを提供し、お客さんに幸せな時間を届けるプロだからこそ、当時の僕とのやりとりに厳しい部分があったんだと、今、思えるようになった自分がいます.

 

 

ごちそうさまでした.

 

連日良い時間をありがとうございました!

 

僕も自分の道で精進します!

 

Tさんに初めて依頼をいただいたときの喜びもかけがえのない思い出です.

 

 

 

 

 

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