2015.4.1

35

 
私事ですが、今日が35歳の誕生日です.
 
 
丁度5年前、30歳になった今日のブログにて、いちばん好きな心の詩をここに記しました.
 
 
 
 
 
 
青春 (サムエル・ウルマン  訳:作山宗久)
 
青春とは人生のある期間ではなく

心の持ち方を云う
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力燃える情熱をさす
青春とは人生の深い泉の清新さをいう

青春とは臆病さを退ける勇気
安きにつく気持を振り捨てる冒険心を意味する
ときには20歳の青年よりも60歳の人に青春がある
年を重ねただけで人は老いない
理想を失うとき初めて老いる
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情は失えば心はしぼむ
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥となる

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異に惹かれる心、おさなごのような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある
君にも吾にも見えざる駅逓が心にある
人から神から美・希望・喜び・勇気・力の
霊感をうける限り君は若い

霊感が絶え、精神が皮肉の雪に覆われ
悲嘆の氷に閉ざされるとき
20歳であろうと人は老いる
頭を高く上げ希望の波をとらえる限り
80歳であろうと人は青春にして已む

 
 
 
 
あれから5年が経ち、今も変わらずこれは心の詩です.
 
 
今でも変わらず建築に夢を見ていますが、この5年、自分の中で少し変化した人生観.
 
先日、一人で観たDVDはそれを克明に描写していました.
 
 
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
そこのみにて光輝く  2014年 日本
 
 
1989年 佐藤泰志  何回も芥川賞候補になりながらも受賞することなく、41歳で自ら命を絶った作家の小説が原作です.
 
 舞台は函館.
恋人として男性を愛する事をやめた女と、仕事に潰れ酒におぼれる男との話しです.
自分達だけでは抗えない流れの中で葛藤する模様が描かれていて、見ていて正直胸が痛みました.
 
人間は夢を見て、希望を持つ.
 
当たり前ですが反面、生きていく中には現実があり、日々を取り巻く境遇があり、日々局面は生まれ、そして時には自分の状況だけではない複雑さを伴い、その選択肢の中で自分の人生を生きていく部分がある.
 
それをほとんどの人は表に出さず、歯を食いしばっているのだと、
 
それが当たり前だと、
 
だけれども、希望も悲観もどちらもあって現実だと思うようになりました.
 
 
 
 
人が生きること、明るい部分、暗い部分、辛いこと、うれしいこと、喜び、なんてことのない日常を自身の日々の中で感じながら、自分の人生を歩いていきたいと思います.
 
 
建築でいえば、それを含めた建築に興味があります.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
米田雅樹 三重県 建築設計事務所