2009.12.2
アフォーダンス 新しい認知の理論
佐々木正人氏の著書を読んだ。
(ある書籍で中村拓志さんが学生時代によく読んだと書いてあったので興味があって)
ヒトがこの世界にあふれる情報を認知する理論。
フラットな世界から受け手側の人間の脳が情報を創り、無から色付けるのではなく、創めに世界の万象から情報が発せられていて、ヒトはそれを探知しているという理論。
様々な情報を感じるためには様々な経験をし、自分のセンサーの精度を敏感にする。
世界の言葉、肌理という光の具象を静止ではなく変化によって認知している仕組み。脳の指令ではなく、まずヒトは世界と繋がり情報を受けて感じているという事実。
住宅を設計するに当たって、人という世界の一つの情報の認知の過程は軽視できない。
アフォーダンスという概念のさわりに触れて、世界が自分に語りかけているように感じる。