2012.3.7
場所の縁
先月から監督に入らせてもらっている二見町の現場は何かのご縁を感じます。
今は亡き僕の祖父は大変な愛犬家で、僕が産まれてから歴代3匹の白い紀州犬を飼っていました。
小さい頃から共に育った大きな二匹の犬。小学生の頃に子犬から家族の仲間入りをしたもう一匹の犬。
その犬が亡くなったのは僕の長男が生まれる二週間前の僕の誕生日。
現場から徒歩1分のこの坂を上るとそのワンコたちが眠るお寺に着きます。
そして、この左手のおうちは僕の祖母のお母さんの実家。
ひいばあちゃんには会ったこともないけれど、自分のルーツがここにあると思うと不思議な感じがします。
久しぶりにお寺に行くと、驚いたことに、ここは自分の子供達が七五三の度にお世話になっている元二見興玉神社だということを知りました。
なんでもご縁と結びつけるのは、すこしおめでたいけれど、こういう土地で仕事をさせてもらえるのは、不思議な力に吸い寄せられている気がします。
そういえば、今年の正月、祖母の家に行った時、仏壇前のシキビの下に敷いてあったチラシが、僕が勤めている会社のチラシでした。会社が折込チラシを刷る事といえば、3ヶ月に1度くらい。そのチラシは10月に入ったチラシでした。祖母は僕が勤めている会社を知らず、敷物もそうそう取り替えている様子もない。すごい確率です。
この時、じいちゃん見とってくれるんや、と思った事を今日思い出しました。
そんなこんなで、今日、久しぶりに祖母に電話をしました。
元気そうで、ヨカッタ。
またワンコのお墓に連れてきてあげるから。