2012.11.21

最近。

先日、和歌山県の工務店さんに勉強に行ってきました。
 
この工務店さんは 数年前まで四角い屋根のシンプルモダン系をメインとしていたらしいのですが、大屋根切妻型(家らしい家のカタチ)路線に変更し、かなり支持されているとのコトでした。
 
内外漆喰壁。吹抜けを通してつながる空間。各所に使われたツキイタではなく、本物の木の家具。
 
2軒拝見させて頂きましたが、とても素晴らしいおうちでした。
イメージ 1
 
イメージ 2
中でも驚いたのが、モデルハウスの屋根断熱は、グラスウール600ミリ(通常の3~6倍)を施工してあるとのコト。
輻射熱型パネル温度調整器を使用し、エアコンを使わない家作りを証明する為だとか・・・。
 
600ミリ。すごい。
 
やっぱり、住宅業界は高気密高断熱の流れなんですよね。
 
同行いただいた建材メーカーさんに、施工部材、断熱工法のコトを詳しく聞きました。
 
 
僕んちは・・・・。コンクリート打ちっ放し部多数有り!!(メーカーさんには言いませんでしたが)
 
確かに、政府という大きな流れが推し進めようとする家のあり方に無理に逆らっては業界は渡っていけない状況になってきたと思います。
 
でも、もし高気密高断熱以外は欠陥住宅 みたいな情勢になったら 寂しい気がします。
(勿論、結露対策、家の耐久性の確保は重要です)
 
家のよさを 性能のみでしか判断されない世の中。そうなってしまったらある意味 生活に色がない。
 
先日、津市で始まった建築現場の近くを散歩していると、好みのおうちを発見しました。
 
イメージ 3
 
ピンクのトタン。正面は、生活の色で溢れています。
 
『ここに自分が住んでいる』
 
と家 自らが語っている様に見えます。
 
 
大きな流れの中であっても、情勢に偏らず、かといって、頑なに拒まず、生活に何を求めるかを 熟考し、家作りをしていきたいと思います。
 
----それから、自宅の設備は毎月の光熱費のメリットから、IH オール電化を予定していましたが、
 
個人的に崇拝するMさんがフェイスブックで 
 
『高くても無農薬野菜を買うこと。一般農薬野菜を買うこと。選ぶコトは、エンドユーザーがそれを支持したことになる。』
 
というようなコトバにハッとし、
 
やはり、身銭を切っても、脱原に一票入れたいと思い
 
都市ガスよりもお高い(区域外なので)・・・プロパンガスを選びました。