用途:紙と文房具店
構造:鉄骨造
竣工:2023

津市にある創業1904年の紙と文房具の専門店を改修．

インターネットで商品が届く昨今の市場．リアルな店舗だからこその魅力を感じることができる店づくりを検討した．

5万点にのぼる商品の居場所を考え、店舗中央に来店者を迎えるペンウォールを挿入．
実際に商品に触れ、試し書きができる『物のちから』を思う存分味わってもらえるShopとした．

中央のペンウォールはお客さんの落書きコーナーと、作家の展示が混在するギャラリースペースである．
プロもアマチュアも同じ文房具を使って作品をこしらえている親近感を感じることができる．

もともとあった什器は社長と従業員自ら塗装を行い再利用した．
津に工場があるフリクションの体験コーナー、ラボ（実験場）、スタディスペースなどを散りばめ、文具の楽しみを感じることができるShopとなった．


photo：Yoshinori Nagasaku
設計：ヨネダ設計舎
施工：最上工務店