2013.2.2
自邸建築日記 躯体コンクリート打
1階、鉄筋コンクリート造部分のコンクリートを打設しました。
コンクリートが型枠内にきれいにまわるように、まず型枠内を散水します。
その後、コンクリートを流し、外側からコンコンコンコンと木槌で型枠をたたき、コンクリートの循環を促します。
ケンタロウサンがお手製の木槌をつくってくれました。
試験風景。
コンクリート強度を確かめる為の供試体をとります。(黒い円筒状のもの)
(コンクリートは日数を重ねて強度を増していくため、確認したい地点での強度を破壊試験で確認します。)
これはスランプ試験といい、コンクリートの固さをチェックします。スランプ17.5。OKです。
塩化物試験。コンクリート内の塩分は鉄筋に悪さをする為、規定値内かどうか試験します。
ケンタロウサンがコンクリート打設後に、建物の高さ関係をチェックしてくれています。
この風景は型枠を解体したら見れなくなります。ダンジョンのような雰囲気。不思議世界です。
水の落ちる音が建物内に反響して、コンクリート製の大きな水琴窟に入ったような気持ちになります。
コンクリート打設後の2階スラブの状況。
田園風景の中、少し早い田植えの風景のようです。
コンクリート打設完了。しばらくの間養生です。
この日。このおうちの完成を楽しみにしてくれていた義父が亡くなりました。
脳溢血による、急なお別れでした。
完成したところを見てもらえなくて、本当に残念です。
いつも孫達に最高に優しかった髭のおじいちゃん。
最期の日まで、トラックの運転手として働かれた姿。
朝、すれ違って合図をしてくれた時、まさかそれがお別れだとは思いもよりませんでした。
数々の思い出が浮かんできます。
尊敬する父に恥ずかしくない様に、家庭を守り、自分の人生を歩んで行きたいと思います。