2013.3.5
自邸建築日記 1階脱型☆
H25年2月末。1階コンクリート型枠の脱型が完了しました。
型枠大工さん。ケンタロウサンとハサマクン。・・・とタカシクン。
ありがとうございました。
外観。
田んぼにただの箱がある感じ。
一箇所、ニョキッとヒサシが出た部分が玄関です。
内部。
真ん中の土のところに 7メートルのアオダモがいらっしゃいます。それを取り囲むように建築躯体形状を計画しました。
ここで水道業者さんと打合わせをした時、
『秘密基地に来たみたい』
と嬉しい形容をしてもらいました。
別の日に撮った写真。コンクリートと青空の相性の良さ。
上から俯瞰。
ここに木造建築が載ります。
事件。
今回の計画は、コンクリートの上に他の化粧材を被せるところと、コンクリートがそのまま仕上がりになる部分、いわゆるコンクリート打放し部と両方あります。
画像右下に注目。
コンクリートがうまくまわってません。
ジャンカといいます。
しかもここは、打放しになる重要な部分。
2日ほど、暗い気持ちになりましたが、しばらく考えていると、ここはこれで良かったかもしれないと思うようになりました。
ここは、部屋と 樹 が ツナガル いちばんの視点。
この建築が目指すのは建築と植物と人との融合。
この視点に、コンクリートの内部の 自然石 があらわになった部分があることで、 建築が自然側に溶けたような気がします。
樹の手前の 山水画のようなレイヤーになるのでは、と目論見ます。
こんな感じ。(樹はもっと大きいです。)
ケンタロウサン、折角組んでくれた型枠を100%活かせなくてスミマセン。でも、逆にケンタロウサンのおかげで、ここまでできたと感謝しております。
ブルータル(荒々しい)な感じが好きな自分は抵抗がありませんが、打放しを狙って、できなかった部分ができたという事実はしっかりと受け止め、反省し、次への糧にしなければなりません。
安藤建築だったら100%解体だ。
コンクリートの難しさ、施工方法の改善等、とても経験値が上がりました。
一昨日の日曜日、一緒に現場を見に行った折
妻『これ、このまま?』
と少し不安そう。
32歳。これからもずっと建築をやっていく自分のひとつの起点。監督、設計者としての戒めとしても、このジャンカは残しておきます。
今月末、いよいよ上棟します。
まだまだ、詳細な図面検討がたくさんあって 焦りますが、頑張って図面を引いています。
ヨシオカさん、オオヤさん、応援の方々、宜しくお願いします。
新築なのにまだ廃屋みたい。
近いうちに、この建築の全貌とコンセプトをご説明したいと思います☆