2015.5.1

朔日参り

 
 
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平成27年度、我が家は僕たち家族が暮らす小さな地域に祀られている神社の行事を取り仕切る当番です.
 
 
月初めの日、早朝に神社へ向かい、
 
 
果物、野菜、米、水、酒、塩のお供えをし、1日のみ開帳する社殿の扉を開き、村人たちの参拝の準備をします.
 
 
この地に移り住んでもうすぐ2年.
 
 
もともと住んでいた場所から10キロ圏内でも、異なるそれぞれの地域の文化と歴史.
 
 
地域活性化が良い事とか、否かの論点ではなく、
 
 
『コミュニティを考える』ということは、
 
 
社会に対して革新的な仕組みや、仕掛けを考えることばかりがそうではなく、
 
 
都会であれ、田舎であれ、自分が生の根を張る土地に具体的につながる事が、いちばんリアルな行動なんじゃないかと感じています.
 
 
その目的の核を資本制に絡めたり、こじつけようとする事、逆説的に問題探しから入ったような、不自然に自身の職域を広げるために行う社会提案とは少し違う空気感.
 
もとい、資本的なもの、土着的なものをひっくるめ、時間に晒されたあと、自然に残っているものが本質でしょうか.いや、自然の流れで自然に消えていく本質もあるのかな・・・.
 
文化を残すこと、つくること、生まれること、変わっていくこと、変わらないこと.
 
 
 
 
 
 
 
 
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米田雅樹 三重県 建築設計事務所