2017.2.9

20170208

20170208 名古屋市にて.
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西沢立衛さんの講演会に行ってきました.
僕の西沢さんの印象は、白い、透明感のある建物と、そこにまさに空間をつくられる方、でしたが、
『存在を消すことが目的ではなく、存在感のある建築をつくりたいと思い、設計している.』
との言葉が印象的でした.
そこからは人が生きること、建築をつくること、建築を感じること、建築をつかうこと(いとなみ)、建築が風土に根ざすこと、に対する強い信頼を持たれているように感じました.
氏の著書からも感じていましたが、
西沢さんはひとを表す言葉をたくさんつかわれること.
一人称、二人称(それは人間だけでなく、土地との対話という雰囲気もあり、)、三人称、、、
『人間 人々 群衆 我々 じぶん』
その上、それらそれぞれがぶつ切りなのではなく、すべてつながっている感じ.
西沢さんは人々の暗黙知をすくい、自身を通してそれらを感じて、空間化されるシャーマンのようだと思いました.
冒頭、興味のある事に
人がつかってみたくなる建築.
『人間が挑む建築』
調和.
『環境と建築の調和(この環境には自然環境はもちろん、人の営みや土地の文化や歴史というものも含まれている.)』
1時間半のレクチャーを聴いて、人の営みに対する期待と、生に対する確信的な肯定を持たれて建築を設計されている、という強いメッセージを感じました.
人間が生きること.
なかなか単純にひとことで言えることでもなく、色々あるけれど、僕もそこを肯定したい.と強く共感しました.