2017.12.15

20171214 伊賀の茶室

伊賀のアトリエ 改修Project.
茶室工事.
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床框を製作.
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この木はもともと、現在使っている登り窯の横の階段につかわれていたものです.
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この度、慣れ親しんだこの窯を離れ、拠点をかえられることと、

クライアントの奥様が初期の打合せの際、
「ストーリー」
というキーワードを頻繁に出されていたので、それをお受けしての僕なりの返事のひとつ.
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型枠、モルタル打設、設計者の自主製作です。。。
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脱型.
想定通りの表情.
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依頼者である陶芸家が個展でのレクチャーの際、伊賀焼きのもっとも有名な 破れ袋 を引き合いに出し、
「破れ袋は、近年の研究で、元々は通常の形の耳付花入れだったことがわかっている.
それが窯の中で変形して、ひしゃげ、潰れて、やぶれた.
ここで注視すべき点は、その欠陥品をくずやまから拾い、美を見出し、見立てた人がいたこと.
そして、現在でも最初から割れているのは伊賀だけ.」
ということを話され、そこに特に深い共感を受けて改修工事をしています.
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今回のプロジェクトを機に、表千家に弟子入りをし、茶道を学び始めました.
学びながらつくること.
つくりながら学ぶこと.