2018.8.26

お知らせ

イメージ 1

4+1HOUSEが 日本建築家協会主催の第19回 JIA環境建築賞の1次審査を通過し、2018年度JIA優秀環境建築選 12選に選定されました.
4+1HOUSEは竣工して5年経ち、設計した当時の自分が、政府が進める2020年の住宅性能義務化の画一化に強い疑問を感じ、(もちろん過密都市など、気密を確保し、閉じて空調優先する考え方に適した地域もある一方で)風通しの良い粗密な環境地域における住み方など、施策に向けてのメッセージとして発信したかったこと、2020年まであと2年を切っていること、当時の僕ではうまく説明できなかったことを今の僕が代弁したい、との気持ちからエントリーしました.
ここに住み、半屋外、自然環境が生活の隣りにあることの気持ちよさ、時には畏れを感じながら、人間もこの環境の中の一要素なんだと実感しながら生活しています.
かつての日本の民家は全てこの構えでした.
火、水、風、日、とゆるやかに、自然につながり、時には畏れを感じ、営んでいく暮らし.
そして自身も命あるものとして、また土に還っていくという当たり前の死生観.
設計士としてスタートに立った時の愚直なストレートさしかなかった自分と、独立して5年が経った今の自分同士が協働し、その事に結果をいただけたことが素直に本当に嬉しいです。
9月に現地審査、11月に東京建築家会館でプレゼンテーションと公開審査があるようで、少し緊張しますが、飾らず、素直にやってきたいと思います。
イメージ 2
ⒸPhoto by  Katsushi Kawai