2022.9.5
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自分たちが住んでいる地域も、すこし遠出していいなぁと思うのどかな地域も、唐突に太陽光発電用地がバーンと出現してくることが多くなり、個人的に寂しく思っています..
こうやって計画された風景は少なくとも20年は動かない(おそらくもっと長い).
僕はこれを風景の固定化と呼んでいます.
パネルの廃棄方法も確立していない中、ジャンジャンジャンジャン推し進める.
原発問題や、戦後の無責任な植林計画の反省がまったく活かされておらず、相も変わらず次の世代にしわ寄せを申し送る姿勢.
そんな中でも、先日、いいなぁと思う太陽光パネル用地をハッケン.
空中にパネルを持ち上げて、下部は栽培.
人間目線の景観対策だけでなく、グランドレベルの有効利用、土中微生物への影響も少ない回答.
少しの配慮とアイデアで目線をズラせば、色んな回答があるという学びにもなります.
天気のこと.最近、観測史上初、なんて言葉がたくさん流れてきますけど、全国にアメダスが設置されてからの観測史上ってたかだか50年くらい(東京は1876年).
この地球の環境を、人類がすべて把握できて計測可能なものと思うことがそもそもおこがましい.
地球は温暖化ではなく、むしろ寒冷化に進んでいるという話はさておき、
脱炭素という価値をつくり、国際間でその新しい単位を売買できる仕組みをつくったりと、世界が次の資本主義の経済軸をつくるためにそちらにシフトしていってることと、報道の関係を冷静に考えていきたいと常々.
でもその社会の中で我々も生きていかないといけないので、バランスが大切だな、と弱気になったり.
本当にゼロエネルギーを目指すのであれば、世界のエネルギー消費の40%であるといわれる、建築新築ではなく、十分にある建物ストックをなるべく壊さずに有効利用する方向に国が本気で力を入れていけばいいけど、それだと経済がまわらないんですよ、、というジレンマも透けて見えます.
社会は色んなバランスでできています.
でも、人が生きること、と、ひとが社会の中で生きることは、イコールではないとも.
それぞれが何を大切に生きていくか.それが大切だと思っているこの頃.
(・・・もちろん、僕も新しくつくる建築、どんどん計画していますし.それが私の仕事であり、大切にしていること.)
なんとも支離滅裂なブログとなってしまいました.
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