2014.9.13
JIA神羅万象塾
宮本武蔵の鯨退治 歌川国芳
JIA三重の講習にお誘いいただき、
木版画家の立原位貫さんのお話を聴く事が出来ました。
元来、木版画は美術以外にも印刷という大きな役割がありましたが、機械刷りが主流になった為に、明治20年頃から衰退していったそうです。
先生は、ご自身の作品を創作すると共に、現存している浮世絵を復元されています。
本来、木版画とは、絵師、彫師、刷師という三者で出来上がるものですが、
全てをご自分でされているとのことでした。
お話しの締めくくりに、モノづくりについて
まず自分はここに置いておいて、モノに添うこと。そして見えてきたものを自分に取り込む。
添う → 見える → 照らし合わせる
それに尽きる、と総括してくださいました。
建築とも通じる考えを聴く事が出来、大変貴重な経験をいただきました。
ありがとうございました。
ちなみに、少し前に話題になったこの浮世絵。
今から180年前に歌川国芳により描かれた浮世絵の東京湾にスカイツリーが・・・。
当時このような建造物はなかったわけで、不思議ですね・・・。
ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
米田雅樹 三重県 建築設計事務所