2014.11.18
KLEE
パウルクレー 1879 - 1940
スイスに生まれ、
生み出す詩的な作風からメルヘンの画家と呼ばれつつも、
感性だけではなく、冷静に綿密な計算の上に作品を構築していく手法を持ち、
バウハウスでも教鞭をとった理論性、幻想性を併せ持った画家．
古本屋で出会った画集から、素晴らしい言葉に出合いました．
「・・・・・見ることすなわち啓示であり、神の工場への洞察です。
そこに、自然の体内に創造の秘密があるのです。」
輪をかけて感動したのは、これは自然風景に対峙した際に出た言葉ではなく、
ある子どもの絵を見た時に出た一節ということ．
絵のなかに建築的な思想も融合させた画家は、この様な言葉も残しました．
「有機的なものにおける数学的なものをひとたび理解したならば、自然の研究はより容易に、より正しく行われることになる」（日記536番）
「次の、また同時に最も遠大な目的は構築的な絵と詩的な絵を融合する事」（日記429番）
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米田雅樹 三重県 建築設計事務所
米田雅樹 三重県 建築設計事務所
