2016.2.17

Tさんち 20160217

20160217  松阪市  中心に光と水たまりを湛えるいえ Tさんち puddle.


ダイニングのヘリンボーンの床材がはれました!


Tさんと相談しながら、求める質感、床暖房対応品のヘリンボーンが見つかるまでたくさんのサンプルをとり 、これで行こう! と決めてから納期、待つこと約2ヵ月.

とうとう現場に.



Tさんちは下階に行くほど仕上の色のトーン、窓から入る光の量を暗くし、上階に行くほど明るくしています.

塗装の仕上げ工事も進んできました.
グレー、白と4段階、中間に塗り壁の灰色をはさみ、5段階の明度で空間の調子、人の感じ方をつくっています.
5段の階段のムコウ.各室をぐるりとつなぐ立体回廊の途中で拡張されたスペースは陽だまり図書館.
モチロンここも、廊下に比べて微妙に明るい白(微妙にわかる程度)を塗り、人がなんとなく「ここは廊下とは少しちがった特別な居場所」、と感じれるように工夫、隠し味としています.
この「なんとなく」がとても大事だと思っています.

ひとの知覚という、自分を取り巻く世界を察知する体感の精度、センサーはすごく精密なので、言われなくても理屈、理解ではなく、直接的に感じるのです.

ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
米田雅樹 三重県 建築設計事務所