2014.12.23
U-HOUSE 左官仕上中
U-HOUSE
年末、仕上げ工事が進行中です．
大壺の間．仕上前．
もともと敷地にいたこの木のを背景に、ガラス手前に三和土の山がきます．（高い方のフロアレベルより100mm上がります）
そこに、直径1メートル以上の大壺が鎮座する予定です．
金木犀の輪郭が、壺にとって、さながら仏像の光背のようになるのでは、と思っています．
雨天の際は、壺の背景に雨のレイヤーもうまれるように、ここには樋をつけません．
曲線壁のリビング．漆喰中塗りの状態．
白くなると、雰囲気が変わりますね．
仕上の漆喰は、わざとざらりとした質感を残し、お施主様にご用意いただいた100年物のアンティークドアに合せています．
天井の杉のヌキ板と漆喰の相性．
大壺の間も漆喰が塗り始められました．
手前のコンクリート部分も室内です．
ここには、明治時代の藏から転用した大谷石が敷かれます．
大谷石、三和土、栗のムク板の間、と同一空間に三種類のフロアレベルが混在します．
先日、栃木県から大谷石を運んでいただきました．
遠いところ、ありがとうございました！
素材の力．時間の力．匠の力．モノの力．
そしてお施主様のハイレベルなセンス、インテリアも注入され、ここだけにしかない力強い空間が出来そうです．
完成は年明けになりますが、楽しみです．
夕焼けを受けとめる漆喰壁．
ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
米田雅樹 三重県 建築設計事務所
米田雅樹 三重県 建築設計事務所
